静岡出身ではない方にはあまり知られていませんが、静岡は『大道芸の街』です。
毎年11月最初の週末に「大道芸ワールドカップ in静岡」が静岡市で開催されており、日本だけでなく世界中から最高クラスのパフォーマーが集まってその極めた技を堪能することができます。
今年は残念ながら延期になってしまいましたが、静岡人にとって毎年この時期はハロウィンではなく「大道芸観に行きたいなー♪」と気持ちが高揚する季節なのです。
1992年に最初の大道芸ワールドカップin静岡が開催された時、私は中学三年生でした。
周りの友達から『なんかすげーのが駿府公園に集まってる!』と誘われ、初めて大道芸なるものを観た時の衝撃と感動は今でも忘れられません。
テレビの中でしか見たことが無かった常識離れしたパフォーマンス、言葉に出来ないけど心を揺さぶられる演技、心の底から笑ってしまう喜劇…
『人間はここまで己の可能性を追求することができるんだ!すごい!』と当時の自分は日記に書きました。
それから今まで、時間があれば大道芸を観に帰静していました。数々のパフォーマーを観てきましたが、一番好きなのはギリヤーク尼ケ崎さんですね。
ギリヤークさんについては語り始めると止まらなくなってしまうのでまた別の機会にしますが、もしギリヤークさんのことを知らない方がいましたら、是非ご自身でどんな方かお調べになって、動画もYouTubeにたくさん上がっていますので、それをしかと刮目して頂きたいです。
この方こそ真の大道芸人だと初めて観た時から私はずっと思っています。
調べたら御年90歳でいまだに大道芸人であるとのこと。
もう一度あの演武を、“念仏じょんがら”を観たい!