先日の鹿児島旅行の際、最大の繁華街である天文館周辺を散策しました。
写真は日曜日の夜7時ごろです。
普段どれだけの人で賑わっているのか分からないので一概には言えませんが、多くの飲食店内にお客様はおらず、暇そうな顔をしたスタッフが半ばあきらめ顔で通りを歩く人たちを眺めていました。
同業者としてとても心が痛みました。
2時間ほど賑やかそうなところをぐるぐる回って「想像以上に飲食店が多いな」と感じました。
観光地ということもあり、観光客向けのお店はもちろん多いのですが、それ以外の地元の方が集まるようなお店もたくさんありました。
これだけ飲食店があるということは、それだけの需要があるということ。
やっぱり人間は集まって食べるのが好き、飲むのが好き、騒ぐのが好きなんだよな。
今は居酒屋が目の敵にされているけど、それでも絶対必要とされる存在なんだよな。
なんかそんなことをぼんやりと考えて、一人感動していました。
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帰宅して今文章にしてみたら『自分は何でそんな当たり前のことを再確認して悦に浸っていたのか』と恥ずかしい気持ちになりましたが、人通りもまばらな繁華街の真ん中でナイーブな私が悟った数少ない真実であることには間違いありません。
最近の営業は皆様のご想像通りの侘び寂びの極致ですが、『絶対に必要とされる存在である』ことを強く信じてこの苦境を耐え忍びたいと思います。
今日も素敵な出会い、新しい発見がありますように。
皆様のご来店をお待ちしております。