最近お酒の納品時間が遅れたり、配送員の方がコロコロ変わったりしてどういうことかと問い合わせたら
「今配送のスタッフをものすごく削られていて、一人一人の配送範囲がとても広くなったんです。それで道路状況や納品する量によって遅れてしまうことが増えました。済みません。」
とのこと。
さすがにこういう状況でこちらも大した量を発注していないので、「こちらこそ少ない量で済みません。」としか応えられませんでした。
また、近所の酒屋さんから「こういう静岡のお酒が入ったけれどもどうですか?」という提案もよくされるようになりました。
お気持ちは有難いですし、何とかしたいのですが、生ものであるお酒を沢山抱え込むことも難しいのでお断りせざるを得ませんでした。
飲食店だけではなく、それに関わる皆さんが今本当に苦しい状況に追い込まれているということをじわりじわりと感じる今日この頃です。
昨日から新型コロナのワクチン接種が日本でも始まりましたが、これから感染者がもっと減っても皆さんの居酒屋に対するネガティブな意識や失われてしまった人材は直ぐには回復しないでしょう。
当店は今生き死にの瀬戸際ライン上を彷徨っていて、「信念を持って一つの道を追求するべきである」という考えと「別のビジネスを考えた方が良いのではないか」という二つの間で揺れています。
毎日ニュースを見て世論を眺めて半歩先の未来を予想し、決断していこうと努めています。
どんな結果になろうと、頑張って、努力して、足掻いて、熟慮を重ねて、断腸の思いで、心血を注いで、精一杯、泥水を啜ってでも、全身全霊をかけて、悔いの無い生き方をしたいと思います。
今日も素敵な出会い、新しい発見がありますように。
皆様のご来店をお待ちしております。