ちょっと前(9/16)になりますが、お客様たちと宮崎本店を訪問して来ました。
「宮崎本店」と聞いて?となる人が多いと思いますが、【キンミヤ焼酎】を作っているメーカーが宮崎本店さんなんですね。
当店もキンミヤ焼酎にはとてもお世話になっております。
キンミヤ無くして静岡おでんガッツ無し、です。
それで宮崎本店はどこにあるのかと言うと、三重県です。三重県の四日市市です。
水曜日の朝7時。高田馬場駅前に酔狂な4人(私・ペニーゆうすけさん・るこさん・遠藤さん)が集合しました。
みんな普段なら仕事がある日です。
この日の為に何ヶ月も前から調整して来ました。プロ意識の塊です。
四日市市まで車で約5時間掛かります。道中、静岡県の長さがとても辛かった…。
ペニーさんは前日の深酒がたたって、休憩ごとにトイレに吐きに行きます。
車内でも気持ち悪さをずっと我慢していてそれを見ているこちらが気分悪くなりました。
これからお酒を飲みに行くのにこんな体たらくで大丈夫かと心配でした。
途中寄ったNEOPASA静岡では、静岡ならではの光景が見られました。
昼前に四日市市に到着。ここで宮崎本店の営業担当の印田さんと合流しました。
印田さんも今日の為に東京での仕事を調整して三重まで来てくださったプロ営業です。
我々がいかに我侭暴挙なことをしているのかよくわかります。
妥協を許さない私たちが食べるのは勿論松坂牛です。
現地の人は「まっさかうし」と呼んでいるそうです。
とにかく『美味しかった』記憶しか残っていません。
ペニーさんはその体調にも関わらず二人分平らげていました。
お腹が一杯になったら、いよいよ宮崎本店に突入です!
とにかく想像以上に敷地が広い!
今までたくさんの蔵を見てきましたが、こんなに広い蔵は初めてでした。
暫く待っていると、そこに現れたのはなんと代表取締役の宮崎由至社長!
これには一同ビックリでした。
宮崎社長からキンミヤ焼酎の歴史やその美味しさの秘訣をとくと伺いました。
そして私たちの質問に対し、一つ一つ真摯に答えてくださりました。
ちょっと際どい質問にも「そんなところまで言ってしまって良いのだろうか?」とこちらが心配になるくらい何一つ包み隠さず答えて頂いたのですが、そこには「やましいことは一切無い、自社製品に対する確固たる自信」を感じました。やはりモノ作りをしっかりとしている方はとても強いです。
その後は蔵を見学させて頂きました。
これは精米機です。
外注で精米する蔵が多い中、これだけの規模のものを自社で管理している蔵はそうそうありません。
これは精米されたお米です。精米歩合40%ともなると米がもうBB弾みたくなっています。
蔵見学は続きます。
案内して下さった方の説明が大変分かりやすく、日本酒の製造に掛かる苦労とメーカーの拘りがよく理解できました。
このタンクの中に日本酒がわんさかと入っているのです。
宮崎本店は関東だと「キンミヤ焼酎」が有名ですが、地元だと「宮の雪」という日本酒の方が断然有名で、伊勢神宮にも収めているそうです。
来年、三重で伊勢志摩サミットが開催されますが、そこでの晩餐会で「宮の雪」が採用されるために努力しているそうです。頑張って欲しいものです。
このタンクは地下から吸い上げた水【仕込み水】が貯蔵されています。
「水が命」と宮崎社長は何度もおっしゃっていました。敷地が広すぎて一度はぐれたら二度と帰れない気がしました。 この中には完成された新鮮な日本酒が…ゴクリ。
日本酒【宮の雪】の製造工程を見学した後は、キンミヤ焼酎の出来るまでを見学です…が。
このタンクに焼酎の素のアルコール(98%まで蒸留してあるもの)が入っています。
そしてこのタンクに水が入っています。
これを混ぜ合わせてキンミヤ焼酎が出来上がります。
以上でした。
キンミヤ焼酎などの、いわゆる甲種焼酎は醸造したアルコール(これは他所で作られたものを買い付けてくる)を自社の敷地で汲み上げられた仕込み水と混ぜるだけだそうです。
芋焼酎や麦焼酎、米焼酎などの乙類の焼酎はまだそれなりに製造過程があるのですが…
しかし積み上げられたキンミヤの莫大な量には圧倒されました。
こちらは瓶にお酒を注入しているところ。
作業は全てオートメーション化されていて、その動作はずっと見ていても飽きません。
回収されたかつてキンミヤ焼酎であったもの。
このお酒が何人の酔いどれを生んだのか…
ずらっと並んだ商品に涎が止まりません。
見たことも聞いたことも無いお酒が並んでいました。
私は運転があるので…私は運転があるので…。断腸の思いでした。 キンミヤ教の祖、吉田類さんとリリーフランキーさんのサインが飾ってありました。
まさかの現役内閣総理大臣の色紙が。
当たり前のようにモンドセレクション金賞受賞の盾が飾られていました。
こちらの方、遠藤さんは当店の開店当初から足繁く通って頂いております。
いつもキンミヤ焼酎をボトルで飲むのですが、先日その累計本数がついに199本に達しました。
そして記念すべき200本目を是非宮崎本店で入れたいとのことで199本目の空ボトルを持って来たのです。
そのような経緯があった故の、200本目のボトルには宮崎社長の直筆のサインが。
この日の為に会社を休んだ遠藤さんは大喜びでした。
“金”ミヤならぬ“黒”ミヤ焼酎です
宮の雪の大吟醸の粕取り焼酎です。
なかなかレアなお酒らしいのでしばらくはお店に飾っておくことにしました。
暮の忘年会か何かでみなさんに振る舞いたいと思っています。
その後は宮崎本店を離れ、ペニーゆうすけさんの希望で四日市の飲み屋を2件梯子して東京に帰りました。
その辺のお話はペニーさんのブログでご確認ください。
・キンミヤ大好きな人たちで宮崎本店に行ってきて幻のクロミヤまでいただいたの巻
お付き合い頂いた遠藤さん、ペニーさん、るこさん、ありがとうございました。
ある日、天啓で「宮崎本店に行くべし」と閃いてから勢いだけで敢行したツアーでしたが行って本当に良かった。楽しかった。美味しかった(松阪牛が)。
お忙しい中快く対応してくださった宮崎社長、印田さん、他宮崎本店の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございます。
これからもキンミヤ焼酎の普及に努めたいと思います。
これからも隙あらばこういったツアーを敢行したいと思います。
皆さんも隙あらばご同行お願いします。